さらなる前進

晦日の夜は私の実家でママと弟を含め、4人で年越しそばを食べた。
彼が一大決心をした。「2012年になったら禁煙する!」そして、日付が変わったその時から吸うのをやめた。残ったタバコとライターを、その場で弟へあげていた。
夜が明けてから私にとって毎年恒例の初詣へ。




新しい年が始まった。
彼の職場は年末年始通常営業。でも、久しぶりに彼女のできた彼を職場が気を利かせてくれて1日、2日は休み。私は3日まで休み。



会社へは「生活に色々支障が出ている。結婚の話も出ているが、今の状態ではそれすら危うくなっている」と話し、残業を免除してもらうことにした。このピークの仕事が落ち着き、引き継ぎ者が決まったら退職することになった。周りは相変わらずトイレにいく暇もないくらい忙しい中、提示にさっさと帰宅するのはとても申し訳ないと思ったけれど、自分の生活のほうが大切だった。



ある日、私と一緒に仕事をしている同僚から「帰りにお茶しませんか?」と誘いを受け、喫茶店に行った。
「辞めるって聞きました。私、なにか悪いことしたか、嫌われたのかなと思って」と言い出す。びっくりした。とんでもない!結婚の話が進んでいること。帰りが遅いことでその結婚が危うくなったこと。この歳になって、結婚より仕事を優先する勇気はないことを話した。
「おめでとうございます。私のせいじゃなくてホッとしました。」と言われてしまった。そのあとは彼女の恋愛話を聞いて世間話をして帰った。私が辞めることによって彼女に全部のしわ寄せがいっているので申し訳なかったけれど、仕事だと思って割り切ることにした。



年明けしばらくして、彼が「温泉に行きたいね」と言い出す。ネットで宿の検索。彼の希望は洋室。熱海によさそうなところを見つけ、お互いの休みを確認して予約完了。



そして、その温泉旅行の日に入籍をすることにした。



1月18日、彼は仕事の帰りにママの店によるという。ママに話しがあるから。と。
私も仕事が終わってから店に行くと彼がいて「ママに、20日に入籍すること報告しました」と私に言った。ママはとってもとっても嬉しそうだった。「いつになるのか心配で仕方なかったのよー!こうやって報告してくれて、嬉しいね!」



1月20日、熱海へ出発する前に市役所へ行き、婚姻届を提出。
スムーズに行くと思っていたのがなかなか手こずって、1時間以上かかってしまったけれど、無事夫婦になりました。
出会って半年、付き合って5ヶ月。なかなかのスピード婚だけど幸せいっぱいな気分の入籍になった。



それから熱海へ向けて出発。途中雪が降ったりいろいろあったけれど、思ったよりも早く到着。
予約した部屋はリニューアルされたばかりという洋室で、可愛いサイドベッドがあってすごく素敵だった。
贅沢にマッサージも受けて、食事をし、外にも行ったけれど早めに部屋へ戻って、夫婦になって初めてのsexをした。体も気分も最高に気持ちが良かった。



翌朝。
ホテルの朝食の美味しさにびっくり!これは朝食だけでも来たいと思ってしまうくらい美味しくて、たくさん食べてしまった。
おみやげを買いながら帰路へ。