年が明けて

あけましておめでとうございます

 

年末年始は風邪で寝込みました

まだ咳をしています

 

 

年末

アイドル君はアルバイトを卒業

最終日に

これまでのお礼として秘伝のファイルをUSBに入れて

そしてその中にこれまでのお礼を書いたファイルも入れた

 

お別れの時間までいろいろ話して

最後は泣いて

 

 

そして今日

取引先としてアイドル君が来た

 

USBありがとうございました

LINE送ろうかと思ったけど・・・やめました

って話してくれた

たぶん手紙も読んでくれた

 

仕事中、いろいろ話して楽しかった

さっき帰っていったけど、また来ますって

 

今度はいつかな・・・

もうすぐお別れ

アイドル君の退社日が近づく

会えるのはあと5回

 

作業で真っ白に汚れたアイドル君

「ハグしよっか!」って両手広げて近づいてきた

そのまま飛び込みたかった

 

悲しくて辛くて

 

失恋ってどうやって立ち直るんだっけ

そのうち忘れるのを待つのかな

 

叶うことのない片想い

叶えてはいけない片想い・・・

 

完全にお別れではないはず(取引先となるから)だけど

とっても不安

年明けから何を楽しみに毎日過ごせばいいのかわからない

 

あの笑顔がいなくなってしまう

最近のこと

最近のこと

会社ではまたひとつ事件があり、一人退職の予定

まぁ、そんなのはどうでもいい

どうでもいい人、辞めて欲しかった人が退職となりそう

 

でもこの事件をきっかけに

アイドル君が「年内で辞めようと思っています」と私に言いに来た

まだ社長には言っていない

 

どうして・・・・

 

この収入では生活がきついとのこと

彼にはいろいろ事情があり、お金が必要なことも知っている

彼を正社員にして、必要なお金を会社で一時立替しようか。と提案したこともある

でも自分の会社が作りたい彼は

うちの会社に縛られることを嫌がり、この提案はなくなって今に至る

 

そうだよね

引き留めたいけど、引き留められる理由がないよ

ごめん。って謝った

 

本当に彼はよくやってくれる

彼がいなくなるのは本当にイタイ

 

会社としてもイタイけど

私個人的にものすごくショックで

本当に落ち込んでしまった

 

いなくなっちゃうのかな

年明けには社員旅行行くのに

せめて行ってからにして欲しい

 

こうやって私には話してくれる

とても大切な存在

きっかけ

1月、執行猶予付きAがアルバイトで入社。

ここから歯車が狂い始める。

 

2月中頃、アイドル君と話をするようになる。

 

2月末、会社主催でBBQをする

 

3月初め、Aが再逮捕される。

 

 

2月末のBBQ。

参加者は15人ぐらい。うち5名来賓。

社員の慰労会かと思いきや、来賓を呼んだがために接待が必要となり、社員はずっと働かざるを得なくてかわいそうだった。

BBQと言ったって、結局ろくに食事もできなかっただろうと思う。

もちろん私も何も食べられず、ずっとずっと動く。

準備から後片付けまで、必死に動いて落ち着いたのは2次会終わって夜になってから。

 

 

いつもそうだけど

夫君は私を使うことに抵抗は全くない。何かに困ると「いいよ、うちの嫁にやらせるから」って答え、全く関係のない私がなぜか準備や運営にかかわることになる。

準備、運営、労力にはいつもカウントされるのに、感謝や慰労にはカウントされず、打ち上げや飲み会も店子として働かされる。

で、一日終わって寝る前に「今日はありがとね」で終わり。

 

 

BBQ、肉を切ったり野菜を切ったり、とにかくずっと作業をしていた。

気づいたときには食べ物はなくなっていて、本当に何も食べることができなかった。

その作業中、すっと横に入り何も言わず作業に手を貸してくれたのがアイドル君だった。ふたを開けたり、袋を開けたり、荷物を運んでくれたり。ただそんな作業だったけど。

でもね、そんな作業さえ今まで手伝ってくれた人は誰一人いなかった。

「疲れたね。」ってそんな会話したけど、そのくらいの余裕しかなかった。

 

 

たぶん、彼にとってそんなことは普通なのだろうと思う。そういう人なんだと思う。

でも私にとってはとても嬉しくて。

それがきっかけ、引き金だった。

 

 

BBQが終わって翌週、その翌週も夫君はゴルフに出かけた。

朝起きて、夫君に「お金をください」と言われたけど、仕事は休みだったからカバンは2階に置いてある。

「財布2階にあるから持ってきて」と言ったら切れられた。

「俺がゴルフに行くことに対しての嫌がらせか?こんな日ぐらい気持ちよく行かせてくれたっていいじゃないか。なんで俺が財布を取りに行かなきゃいけないんだ!」

タバコを吸いながら。

 

 

私は娘の学校の支度をしていて、のんびりしていたわけじゃない。

「私が暇そうに見えるの?自分のことなんだから、自分でしたっていいんじゃないの?なんでそう、人を使うことに何の抵抗も感じないのかね?ものすごく不思議なんだけど。」

と言い、お金を渡す。

言われたことがちょっと刺さったようだけど、お金を受け取ったら出かけるだけ。

出かける前に薬をもうと思ったらしい。「薬飲むから水(くれ)」と。

「全くわかってないんだね。なんでそうやって人を使えるんだか!私には理解できない!」

と言ってやった。

 

 

夫君はゴルフに行った。娘は学校、ばあちゃんも出かけた。

一人になった。

 

 

ふと、涙が湧いてきた。止まらなくなった。

なんであいつは遊びに行って、私ここにいるんだろう?

監督の嫁だから、社長の嫁だから、俺の嫁だから何でもやって当たり前。

当たり前だからお礼も慰労も何もない。

飲みに行っても私は帰りの運転の為お酒は飲めず、どんなに遅くなっても迎えに行って。

夕食を作っても気に入らなければ食べないし、用意しても当たり前のように出かけていき、結局食べない。

友達と出かけたいと言えば嫌な顔をされ、「子供はどうするんだ」と言われる。あなたの娘なので、あなたが視てもいいと思いますが。

 

 

私、何のためにいるんだろう?

いままで、当たり前にやってきたことだけど、プツンと糸が切れてしまった。

どうにもならなくなってしまった。

 

 

夫君が悪い。我慢し続けた私も悪いけど、思いやりのない夫君のせい。

俺はやさしいんだ。って人前で言うけど、表面だけで思いやりがない。

好きなものを買って、好きなものを食べられるけど、好きなことをして好きな時間を過ごすことはできない。

夫君の意思の範囲でしか許されない。友達と飲みに行くこともできない。

 

 

夫君の趣味の世界でイベントをやっても、私は数日前から買出しに行き、仕分けをし、行動予定を立て準備する。

私はその趣味には全く興味もないし関係もない。監督の嫁なだけ。

他の方の奥様が参加してくることはまずない。誰も寄り付かない。

イベントが始まれば誰が何をすればいいか伝え、メンバーは準備されたことをこなすだけ。

イベントが終われば片づけをして、来年に使えるように掃除して箱に入れて仕分けする。それも私。保管も管理も私。

イベントが終わって打ち上げの際、私は居酒屋の店員となって働く。寝るまで。

夫君には寝る前に「今日はありがとね」と言われる。それで終わり。

 

 

でもね、毎年同じことを繰り返していても、毎年必ず、私に直接お礼を言ってくれる人がいる。2人、それぞれに別々に。

「いつもありがとう。全部やってくれたんだよね。とっても助かりました。自分たちだけではできなかった。ありがとう」って。

その時だけ、報われた気がする。

 

 

ただそれだけでも報われた気がするのに、それすらできない夫を選んだ。

それを後悔するようになってしまった。

 

 

3月初め、執行猶予中のAが事件を起こし再逮捕される。

夫君はAを更生させようと思っていたのか、もともとのつながりもあり、とても気にかけていた。飲みに連れていき、遊びにも連れて行った。

運転手のように使っていたので「みっともないからやめなさい」と何度も注意した。

娘との約束を破ってAを連れて飲みに行ったりした。

私はAを信用していなかったし嫌いだった。

で、再逮捕となって私の怒りが頂点になった。

あんな奴に使うお金と時間ほど無駄なものはない。どうするつもりだ!と夫君に詰め寄った。

それをきっかけに、Aの話も含め、私の不満全部が噴出した。

 

 

その数日後の仕事終わり。

夫君は趣味の集まりへ。

娘はばあちゃんとお泊りで出かけるという。

また一人なの?帰る意味がない・・・

そう思って、当日出社していた社員3人を食事に誘った。3人とも私のお気に入り。もちろんアイドル君もいる。

そこでお酒の勢いもあり、不満が爆発してしまった。泣きながら。

3人は困ったでしょう。社長の奥さんに泣かれたらどうしようもない。

 

 

社員君たちに家まで送られ、夫君に引き渡された。

社員君たちは「ちゃんと奥さんの話、聞いてあげてください」と言ってくれた。

家に入り、怒鳴りあい、そこから3日ほど口を利かなかった。

 

 

翌日は夫君の趣味のイベント。もちろん労働力として換算されている。

とりあえず行って手伝ったけど、一言も話さなかった。

その態度に参ったらしい。

その夜も話し合いをした。夫君の口から別居や離婚の言葉も出た。その時はそうなってもいいと思っていた。そこに至るまでの現実的な話はしようとせず、別居や離婚に応じるわけがないだろう。という思い上がりが見えていた。

何の反論もしなかった。

 

 

それから、ずっとずっと心の奥に押しやっていたことも聞いてみた。

このセックスレスはいつまで続くのかと。

娘が生まれて8年たちました。その間1度もない。

私の40代、あと2年も何もないまま終わるの?

それについて「お前も納得しているものだと思っていた」と。

いつ納得しましたか?数年おきに話をしているけれど、いつ同意したのか。

 

 

現実はとにかく仕事が忙しい。どうしようもないくらい。

Aが再逮捕され、結局Aに任せていた仕事もすべてこちらに戻ってくる。二人で何とか乗り切るしかなく、喧嘩をしている暇がなく、結局うやむやのまま今に至る。

 

 

アイドル君はいつも優しい。いつも優しい笑顔だ。

恋愛感情を求めるなんておこがましくてできない。ただ少しでもそばにいて欲しい。いなくならないで欲しい。それだけ。

いつかぎゅっと抱きしめてもらうことができたら泣いてしまいそうだ。